2006年05月25日

ヘッドホン:SENNHEISER HD595 レビュー

SENNHEISER HD595(ゼンハイザー) ヘッドフォンヘッドホン:SENNHEISER HD595エージング前レビューです。

エージングとは

音質レビューですので、さぶいボケは控えめでいきたいと思います。

その前に詳細な仕様を書いておこうと思います。

インピーダンス:50Ω
プラグ:6.3mmステレオプラグ
アダプター:3.5mmステレオ変換プラグ
形式:開放型、ダイナミック
ケーブル長:3m
再生周波数帯域:12Hz〜38.5kHz
能率:112dB
歪率:0.1%以下

インピーダンスや能率は大型ヘッドフォンとしては鳴らしやすく、iPod nanoのボリュームメモリ75%でうるさいぐらい鳴らせる値です。
hd595_11.jpg
開放型(オープンエアー型)とは、ハウジングと呼ばれる音を増幅する部分が網状になっています。
増幅でおこってしまう音の歪みを無くすことができます。


ケーブルの長さは大型ヘッドフォンの標準的な長さです。
太さはaudio-technica ATH-A500と比べるとATH-A500が布巻きな分太く、実際の導線部分は同じぐらいかと思います。

プラグやアダプターの太さは特徴的。詳しくは前回をご覧ください。

ヘッドホン:SENNHEISER HD595が届いた!

再生周波数帯域についてはこちらをご覧ください。

周波数とは

歪率(音の歪み憎さ)は、参考程度にお考えください。




私はこれが初めての高級ヘッドフォンであり、同価格帯のヘッドフォンとの比較などはできません。

その上での感想ということでよろしくお願いします。



まず、装着感です。

耳の周りに布状の輪を押し付けているような感覚です。
側圧はそこそこありますが、イヤーパッドが柔らかく私は痛くなることはありませんでした。
ベルベット調のイヤーパッドの肌触りは抜群でつい指でなぞってしまいます。
hd595_13.jpg
頭頂部は、ほぼ無痛
少しだけ重みを感じ、たくあんでも乗せている感覚でしょうか。
(よゐこのコントなんて知らない知らない)

開放型なのですが、多少蒸れます(そういうもんなんでしょうか?)。
まあ不快感は全く無く、暑い日に少し気になる程度でしょうか。

重みが意外とあります。

SENNHEISER HD595は270gということで、audio-technica ATH-A500の290g並にあります。
長時間の使用はやっぱり肩こります。私は肩こり持ちですorz



次に、音場です。

開放型というと音場の広さ、遠さをイメージしますが、SENNHEISER HD595はちょっと違います。

むしろ密集です。

少し密閉型に近い音場です。
若干篭っていると感じる人もいるかも知れません。

しかし開放型ですので、ハウジングの外にも定位します。

他の開放型を視聴すると、音が全てハウジングの外に広がっていく感じがします。
開放型ってこういう物だと私は思ってます。

その点、SENNHEISER HD595が外に音が広がるのは一部の音だけです。
ハイハット、コーラス、アコースティックギターなどの余韻の音が外に広がります。
逆相の音のみがハウジングの外に定位するよう設計されているのかもしれません。

それがSENNHEISER HD595の広さなのだと私は思います。
音場は近くに密集しているのですが本当は広い。そんな感覚です。

この音場がSENNHEISER HD595の個性だと私は思っています。



解像度です。

非常に高い…はずです。

というのもSENNHEISER HD595は恐ろしいじゃじゃ馬なのです。
私のような素人の環境ではとても乗りこなせませんでした。

パソコンで録りだめている192kbsのMP3を聴いたら、大真面目な話audio-techunica ATH-A500と大差を感じることができませんでした。
密閉型みたいな音質だからでしょうか。

まあ、ちゃんとよく聴けばかなり解像度が高いと気づきます。
シンバルなんかは粒が見えそうなほどです。

でも流し聴きしてるとATH-A500みたいなんて思っちゃいますホントに。なんだコレ?


そこで同じ曲のCDを取り出し、自作ヘッドホンアンプを通し鳴らしてみました。
すると音が明瞭になり、篭りが晴れたかのように感じます。
これにはちょっと感動しました。


そこで東芝 RD-XS34SONY TA-DB790で鳴らしてみました。
私の家ではこれが一番良い音で鳴る環境です(実験済み)。
音声光デジタルケーブルはあなどれないんですね。

するとさらに音場が広がった気がし、今まで聴き取れていなかった音があったことに気づきました。
SENNHEISER HD595凄すぎます。

しかしそれでも物足りないのです。何故でしょう。
SENNHEISER HD595はもっと鳴る気がするのです。

でもこれが私の環境では限界なのです。

私にはSENNHEISER HD595の限界がわかりませんでした

良い環境があればそれだけ鳴らせられるヘッドフォンだということがわかっただけでした。
ちょっと途方にくれています。環境そろえるお金ないよ…



低域です。

私はSENNHEISER HD595の音域で一番好きなところです。

開放型って低域出ないイメージでした。
しかしSENNHEISER HD595は、audio-technica ATH-A500でも比較にならないぐらい良く鳴らします。

20Hzまでちゃんとフラットに鳴っている印象を受けるのです。
普通は低域は音が低くなるほど減衰してしまうものです。

こんなリアルに、バスドラムが「ボスン」と鳴るなんて驚きました。
重い「ドン」か鈍い「ボン」しかヘッドホンでは鳴らせない物だと思ってました。
「ボスン」と鈍さと重さがかねそろっているのです。最高。

コントラバス、スーザフォンなどでもこの再現力は驚かされました。
オペラ座の怪人のサントラに最近ハマっているのですが怪人の声とパイプオルガンの重低音はオオハマリです。



中域です。

柔らかくやさしい音を鳴らします。

女性ボーカルはとても癒されます。しかも程よくツヤもあります。
リラックスして眠くなってしまうぐらいです。

男性ボーカルはR&Bやオペラなどはたまらないです。
しかし私の好きなRockは多少迫力が欠けて感じました。
Hip-Hopは良いんですよね。なんだろ難しいです。

ビオラ、アコースティックギター、ピアノなどの余韻がたまりません
ディストーションギターも目の前でMarshallアンプの音を聴いてるかのような再現性の高い音です。

しかしタム、スネアまで柔らかくなってしまうのでノリが悪いです。
逆にティンパニは音の伸びが最高です。



高域です。

まったく耳に刺さらない柔らかい音です。
この高域は優しすぎて不満に感じる人すら出てくるかもしれない。

モニター的な音質とは対極なのに、凄く多くの音を拾うことができます

バイオリンやフルートに凄くうっとりします。
刺さって普通のソプラノの高い声(ファルセットというのかな?)までもが優しいです。

シンバルが細かい音まで詳細に聴こえるのは良い点悪い点があります。
激しさやノりには欠けますが、艶は絶頂です。
JazzやR&Bはまさに大人の色気が出ています。
Rockは物足りない印象です。
激しさを得るには少し硬さが必要なんでしょうね。



良かった曲は、オペラ座の怪人のサントラ、Norha Jones、クラシック全般、Aerosmish、Enya、柴田淳、Avril Lavigne、bjork、50Cent、zebrahead
悪かった曲は、なし
評価難しい曲は、LINKIN PARK、Nine Inchi Nails、Sex Pistols、↑HIGH LOWS↓、サンボマスター

良かった楽器は、女性ボーカル、ストリングス全般、ティンパニ、バスドラム、パイプオルガン、
悪かった楽器は、タム、スネア
評価難しい楽器は、ディストーションギター、男性ボーカル



評価が難しいというのは、つまりRockです。

客観的に考えると多くの人はSENNHEISER HD595はRock向きだと言うと思う音なのです。
特に密集したその音場は非常にRock的。ライブハウスそのものです。

でもこんな高いヘッドフォンでRockを聴く必要性を私は感じとれませんでした。
それと私には全般的にゆるいのがダメみたい…
中高域のパーカッションが柔らかいのが原因だと思います。

今日、私はRockに解像度を求めない人だとハッキリわかりました。
解像度あると音をモニタリングしちゃってダメらしいです。

【税込み】フィリップス SHE-775 【チャレンジ0518】
完全余談ですが、私が持っている中でRock No.1ヘッドホンはPHILIPS SHE-775です。
自分で言ってて糞耳だと思う…w
Rio LIVE geer PHP-200も良いな。AKG K26PもOK。



というわけで、本当に主観的な感想になってしまいました。
糞耳でごめんなさい。私には低価格ヘッドホンがお似合いなのかも知れません_| ̄|○

あと気になっているのがSENNHEISER HD595はエージングでどの程度変わるんでしょうか?
Rockも私好みに鳴るようになったらどうしましょう!(〃〃)

今のままでもオペラ座の怪人のサントラにSENNHEISER HD595がベストマッチしているが嬉しいんですよ〜!!
あとNorah Jonesかなぁ〜♪


うーん、でも私のSENNHEISER HD595って可哀想。。。
もっと良い環境で鳴らしたらどれだけ喜んでくれるんでしょうね〜
プレーヤーやアンプ、DACなどを欲しくなってしまいます。
そんなお金ないのに…orz


あΣ(゚口゚;
気づけば過去最高の長文になってしまった…
もし読んでくれた方いたら本当にありがとうございます。。。
私はもっと文章力身につけないといけませんね〜(´・ω・`)


(追記)
ありゃー
どうも自分の環境を悲しんでネガティブレビューしてしまいましたorz
好みじゃないところもあるにも関わらず
SENNHEISER HD595は私の持ってるヘッドフォンの中で最高なんです。
なにより結局コレばっかり使っちゃっている事実がありますヽ(´∀`)ノ

Rockも良いんですよ〜というかRockが良いんです!
私が昔ヘビメタさんやってたころの癖なのか
音が良すぎるとモニタリングしちゃうだけです
絶対にRock向きヘッドフォンです、これホント〜

良い環境だと完璧、悪い環境でも最高。そんなヘッドホンです。


(追記)エージング後レビュー書きました。

ヘッドホン:SENNHEISER HD595 エージング後レビュー



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posted by fisto@ヘッドホンレビューズ.NET
Comment(5) | TrackBack(1) | カテゴリ(ヘッドホン,SENNHEISER HD595)
この記事への書き込み
身分不相応な女性と付き合って、金がなくて困っているというところか。
割れ鍋に綴じ蓋、蓼食う虫も好き好き、自分の好みに合ったヘッドホンが一番。
ついつい高級機にあこがれてしまう気持ちはよくわかりますが・・・
Posted by えちごや at 2006年05月25日 20:26
実際、595レベルになってくると、他の環境が非常に影響してくるレベルとなってきます。恐らく改造DrDAC以上でないと本領は発揮できないでしょうね。(限界は見えないでしょう)

あと、響きかがないとか、余韻がないとか感じるかと思いますが、今まで聞いていたひとランクレベルの低いヘッドホンでは無駄に余韻があった可能性があります。全体的な傾向として、ヘッドホンが高級になればなるほど、原音に忠実になり、聞いていてつまらなくなります。(音源が優れている場合はこの上ない幸せに触れることができますがw)

とりあえず、ヤッスイDVDP→アナログ出力→自作HPA→595できいてみてください。

AVアンプのヘッドホン端子はSN悪いので。。。。
Posted by YOU at 2006年05月26日 18:19
>えちごやさん
ほんとHD595は金のかかる女ってヤツですね〜w
まあ本当のところはHD595自身は黙って合わせてくれる優しい女性ので、私が出世してHD595に見合う人にならねば〜

>YOUさん
まさにその通りですね〜
私は限界が知りたいって願望が強いようです。
せっかく買ったのですからね〜鳴らしきってみたいです。

あれ?でも余韻はありますよ〜余韻が抜けると書いたつもりですが、やはり文章力が無いのか伝わってないみたいですねorz

TA-DB790のヘッドホンアンプは良くはないでしょうけどSN言うほど悪くないですよ。これ以外なんですが事実です。
光デジタルの音が良いんだと思います。
やっぱりDACが一番なのかなと思います。YOUさんのDrDACいいなぁ…ジュルリ
Posted by fisto@AV初心者 at 2006年05月27日 13:44
むむ。また、早とちりをOTZ

抜けるんですね。音の引きがいいって事で
しょうかw抜けるって書いてあったので
抜けがよすぎて余韻が少ないもんだと
勝手に勘違い全開でしたw。

あと、光デジタルでつないだからって必ず音が
良くなるとは限りませんよw
ちと細かいんですが、RD-XS34のDACよりも
TA-DB790のDACの方が優れているってことですね。
まぁTA-DB790にヘッドホンアンプ付いてるん
だからTA-DB790のDAC+内臓HPAの方が、ずっと
相性良いでしょうけどねw(私のAX1はノイズ
だらけであります;;)

光デジタルでつないだ場合、理論上は劣化しない
のでどこでD/A変換したかで音が変わります。

実際は、光デジタルケーブルの損失とか出力
する側の出力強度とかで音色が変わってし
まいますけどね(体感上)。

この理論でいくとデジタル出力元の機種がいくら
高くても、いくら安くても音はおんなじ
はずなんです。うそみたいですけどねwwww
Posted by YOU at 2006年05月29日 10:57
見た目には余り表れないですが、ブログ内部のリニューアル中につきレス遅れてもうしわけありません。

ちょっとわかりにくい部分記事更新しようと思います。

RD-XS34で直接SENNHEISER HD595で聴いたわけでないです。
というかRD-XS34にヘッドホン端子あったかすらわからない。
YOUさん的に言うとサウンドカードのDACとTA-DB790のDACを比較するとTA-DB790のDACの方が全然良いということです。

TA-DB790からヘッドホンアンプそういえばやってませんでした、何で気づかなかったんだろうorz
それが一番良い音でそうですね。

光デジタルケーブルを変えた時の音の違いってなんとも不思議な話ですよね。
ジッタがうんぬんらしいですが、なんとも科学的には納得いかない説明に感じますが事実音は違う(気がする)んですよね。。。
Posted by fisto@プチリニューアル at 2006年06月01日 01:30
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Tracked: 2006-06-16 19:33
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