2006年07月12日

イヤホン:AKG K12P レビュー

AKG K12P
イヤホン:AKG K12Pエージング前レビューです。

エージングについてはこちらを御覧ください。

エージングとは


すでにAKG K12Pは前回のレビュー中にエージングによる大幅な音質の変化を感じているのですが、変化前の3時間までに聴いた記憶とメモを元に書きたいと思います。

前回のレビューはこちらをご覧ください。

イヤホン:AKG K12P



AKG K12Pの高音は、とても美しい硬いエッジのある音質です。

同価格帯のインナーイヤータイプヘッドホン(つまりイヤホン)では私はこのハイレベルな音は聴いたことがありません。

AKG K12Pはシンバルの「チンチン!カンカン!」という金属の素材音を十分に再現します。
この価格帯のインナーイヤータイプヘッドホンだとシンバルは「キャンキャン!コンコン!」とかすれた音となることがほとんどです。


アコースティックギターの弦を弾く音やこする音も、AKG K12Pは非常に艶やかに鳴らしうっとりしてしまいます。
アコースティックギターの音を調べるとき私はEnrique IglesiasのHeroを聴くのですが、これがもう最高です。
audio-technica ATH-A500と比べても楽しさならば負けていません。

またピアノも美しく、ピアノの鍵盤を押す瞬間のアタック音「コン!カン!キン!」という音が耳を軽快にノックします。



ただし、その硬さを追求したせいなのか、6k〜8kHz辺りの音が極端に強調されています。
そのおかげで音のエッジが立ち、このモニターヘッドホンのような硬い音が出せるのでしょうけれど、過剰かもしれません。
AKG K12Pはスネアドラムの音がまるでスティールドラムかのような音になります。

そのせいもあるのか、AKG K12Pは高音が耳に刺さります
ハイハットの振動音、ボーカルの「サシスセソ」の声、スネアドラムの下部の玉(なんて言うのだろう…)の音などが耳につきます。



AKG K12Pの中音は、艶のある量感もある音質です。

低中音にも量感の山があるため、男性ボーカル、ギター、ホルンなど迫力があります。
ディストーションギターなどもそこそこ迫力があります。

音に張り艶があり女性ボーカルも良く、質の良い高音を中音がしっかり支えている印象です。


AKG K12Pで以外にも面白かったのがJimi HendrixFoo Fightersです。
Jimi Hendrixはワウやファズがぴったり合い、Foo Fightersは軽快なディストーションギターがハマりました。




AKG K12Pの低音は、最悪の量感の無さです。

400Hzあたりから減衰しはじめ、100Hzをきったあたりからガクッと音が鳴らなくなります。

そのためせっかくの高音、中音が低音ですべて台無しになってしまうことが多々あります。
バスドラムやベースがかなり小音量でしか聴こえません。


私はQUEENのANOTHER ONE BITES THE DUSTを低音調べる時に聴くのですが、曲が全く別物でした。

この曲はベースとバスドラムがメインなのですが、AKG K12Pで聴くとシンバルがメインの曲となってしまっています。



良かった音は、シンバル、アコースティックギター、ピアノ、トランペット、ティンパニ、ウィンドチャイム、男性ボーカル、高い女性ボーカル、ディストーションギター
悪かった音は、バスドラム、フロアタム、ベース、コントラバス、チューバ、ハイハット、スネアドラム、女性ボーカル

良かった曲は、Enrique Iglesias、Foo Fighters、Jimi Hendrix、柴崎コウ、Sheryl Crow、低音を使わない曲限定で、Norah Jones、中島美嘉、Nine inch Nails、Kanye West、オペラ座の怪人のサントラ
悪かった曲は、低音がある曲全て、特にEminem、Korn、パイレーツ オブ カリビアンのサントラ、スターウォーズのサントラ、Jamiroquai、Ray Charls



全体的には、AKG K12Pは高音が美しいインナーイヤータイプヘッドホンです。
しかし低域が全く出ないので、曲を極端に選ぶヘッドホンです。

実は低域が全くでないのはエージング前の数時間だけだったのですが、この時はこういう印象でした。



AKG K12Pの装着感は、ハウジングが小さく私の耳に入りやすいです。

PHILIPS SHE-775と違って、小さすぎてもポロポロ耳から落ちたりはしませんでした。
しかし小さくて耳と密着できていないと低音が逃げてしまうので、ドーナッツパッドを使っています。
AKG K12Pは耳穴の大きい人は合わない人もいるかなという印象です。

ドーナッツパッドについてはこちらをご覧ください。

イヤホンのイヤーパッドをドーナッツパッドに

ケーブルはズボンのポケットに入れると程よく余裕もある長さです。


akg_k12p_l_11.jpg
AKG K12Pの音漏れは、インナーイヤータイプの中でも悪い方です。
ハウジング背面の大きな穴や、高音よりな点などから音漏れするようです。



AKG K12Pの遮音性は、インナーイヤータイプの中でも悪い方です。

これはハウジング背面の大きな穴の影響が大きいのかもしれません。
そして小さいハウジングも耳にあわないと、AKG K12Pの遮音性は最悪になります。
小さくて耳に密着できない私のような人はドーナッツパッドの使用をお勧めします。

(7/31追記)比較レビューの結果、見た目の印象による誤解でした。
比較的、遮音性は高いです。

低価格イヤホン音質比較レビュー



AKG K12Pはエージング前はとても極端な音質でした。
高音は凄いのに低音は全くダメ。

しかしエージングが進むにつれ、その低音は良くなってきています。
この高音のまま低音出たら無敵なんじゃないでしょうか。

エージングで低音どれぐらい出てくれるのか期待しながら聴いています。

エージングでかなり変化するのであまり参考にならないのにこの長文…
最近とくに文章長すぎですよね、何してるんだろ私は ((((((( (・д・)┘ジョビジョバ〜



(追記)エージング後レビュー書きました。

イヤホン:AKG K12P エージング後レビュー



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posted by fisto@ヘッドホンレビューズ.NET
Comment(2) | TrackBack(0) | カテゴリ(イヤホン,AKG K12P)
この記事への書き込み
K12Pの最初の5時間で評価されるとはw

最初の5時間は、イヤホンですらありませんからねw。なにしろ一部の音が聞こえないんですからw
Posted by YOU at 2006年07月14日 19:47
お約束ですのであえて評価してみました。

次はエージングでココまで変わるのかというレビューになると思います。
Posted by fisto@AV初心者 at 2006年07月15日 00:11
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