2007年03月24日

13.ヘッドホンの仕様の読み方

ヘッドホンの仕様は、専門的でわかりにくいと思います。



実は、仕様はあまり重要ではありません

仕様を見ても音質を想像することはほとんどできません。
それでも幾つか役立つ要素もありますので紹介してみます。



ケーブル長
仕様で最も役立つ要素ではないでしょうか。
ケーブルの取り回しはヘッドホンの装着感を大きく左右します。
ポータブルで使う場合は特にどのポケットにしまうのか考えましょう。



再生周波数帯域(単位Hz)
これが最も初心者を騙す仕様です。
意味は再生できる周波数の範囲を記した物です。
ただし計測方法がメーカーの公称を信じるしかなく、正しい比較になりません。
また人間に聴き取れる20Hz〜20kHzを超えていたり、メーカーの良く見せようという意気込みを感じるだけです。
バランスドアーマチュアドライバは値が狭くなりがちです。しかし音は優れています。



インピーダンス(単位Ω(オーム))
交流抵抗値といい今は単純に電気抵抗だと思ってください。
高ければ音量が取りずらい半面、ノイズが少ない傾向があります。
現在はポータブルヘッドホンの普及によりインピーダンスが高いヘッドホンは少なくなりました。
インピーダンス80Ω以上ある場合に限り、ポータブル機で十分な音量が取れるか心配しましょう。



能率(dB(デシベル))
この値が低いと音量が取りずらいです。
インピーダンスが低いのに音量が取りずらい場合はこの値が原因だと思います。
しかし大幅な差はないのであまり参考にする必要はありません。



歪率(dB)
原音からどれだけ音が歪んだか(音が変わった)かを示す値。
小さいほど歪みは小さい。信用性はイマイチ。



ドライバ径
大きいほど低音再現性に優れる傾向があります。
オーバーヘッド型の場合は40mm以上になるとかなり堂々と書ける値です。
しかし実際は大きければ必ず良い音というわけでもなく、何となく嬉しい感じがします。あれ?騙されてる?
音質はドライバだけでなく、ハウジング、ボディの素材や形状などさまざまな要素が影響します。



プラグの形状
プラグとは再生機器に刺す部分です。
多くは3.5mm径のミニステレオプラグで、通常のポータブルプレイヤーのジャックで使えます。
大型ヘッドホンの場合は、ステレオプラグの場合もあります。変換プラグが付属していることが多いです。



付属品
これも重要な要素です。
特にポータブルの場合はケースがあるかないかは重要です。
同時にそのケースが使いやすいかもチェックしましょう。
私のSENNHEISER PX200のような場合もあります。今や使ってないや…(遠い目

ヘッドホン:SENNHEISER PX200 高解像度の写真集

大型ヘッドホンには変換プラグが付属されることが多いです。
高級ヘッドホンになるとヘッドホンスタンドなど嬉しいアイテムが付いている物もあります。

ヘッドホン:SENNHEISER HD595 高解像度の写真集



あくまでヘッドホンの仕様は参考程度に、実際に手に取ったり、レビューを読んだ方が参考になります。



■次章
14.知っておきたいオーディオ用語辞典



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posted by fisto@ヘッドホンレビューズ.NET
Comment(2) | TrackBack(0) | カテゴリ(ヘッドホンの選び方)
この記事への書き込み
私にも再生周波数でヘッドホンを選んでいた時期がありました・・・
Posted by @ at 2007年03月27日 17:19
ええ、私にも全世界に向けて無知を晒してた時期がありましたとも…
http://headphonereviews.net/article/29801208.html
Posted by fisto@ヘッドホンレビューズ.NET at 2007年03月31日 19:18
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