この2機種はお互いライバルと言えるポータブルヘッドホンで音質の良い大人気なヘッドホンです。
どちらもあまりにも有名な機種ですのでどちらを買おうか悩んでいる人に有意義になるよう徹底的に比較したいと思います。
既にご存知の方にも再確認や自分と私との評価の違いなど楽しんでいただけると幸いです。
・Sennheiser PX200
Sennheiser PX200は長いこと音質のいい密閉型ポータブルヘッドホンとして音にこだわる人から愛され続けているヘッドホンです。
あっさりとした硬めの音質と中音よりの音作りが特徴です。
◇カテゴリ:ヘッドホン,SENNHEISER PX200
・AKG K26P
AKG K26Pはワンランク安い価格を武器にSennheiser PX200の牙城を崩した人気ヘッドホンです。
迫力の量感ある低音と柔らかい音作りが特徴です。
鉛テープ改造をしていましたが剥がし、未改造の状態に戻して比較しております。
◇カテゴリ:ヘッドホン,AKG K26P
音楽性の比較です。
選んだ曲は、Rock、クラシック、Technoとジャンルは狭いですが、得点より音の傾向に注目すると個性がつかめることと思います。
点数はお互いの平均を5点として10点満点で採点しています。
なお全て屋内で比較しました。
ポータブルヘッドホンですので屋外ないし騒音内で比較すべきところですが時間が非常にかかり難しいため断念しました。

◇Avril Lavigne(Girlfriend)
Rock代表はAvril Lavigneのニューアルバム「The Best Damn Thing」からのシングルカットソング。
かなりPopでチアダンスに使われそうなとても元気な曲。
Rock代表には向かないとは思ったものの話題の新譜なので選曲。
一番目立つのは弾むようなチューニングのバスドラム(訂正)。
王道アメリカンロックの音作りのディストーションギターはアヴリルのヴォーカルの良さを引き出している。
スピード感を出しているタンバリンとコーラスは定位感と分離に注目。
(余談。初めてこの曲聴いた時はアヴリルはただのアイドルに成り下がったと思いましたが、全曲聴くとアヴリルの元気なRockが引き出された良いアルバムに仕上がっていてシングルカットに選んだ理由も合点がいきました。)
| 比較対象/ヘッドホン | Sennheiser PX200 | AKG K26P |
|---|---|---|
| バスドラム | 硬く元気よく弾むが軽すぎる | 重く篭っていて鈍い |
| ディストーションギター | 曲には合うが音が軽すぎる | ややドラムに埋もれるが音自体は良い |
| ヴォーカル | 上方に抜けるような軽やかな声に | 抜けは少ないが柔らかい声に |
| コーラス、タンバリン | 包み込むように定位し悪く言うと散漫 | 定位よく包囲感もある |
| 得点(10段階) | 7 | 3 |
(内容が逆になっており修正しました混乱させて申し訳ございません)
特徴がマッチしたと私が思うのはSennheiser PX200。
ヴォーカルやコーラスなどがスカッと抜けていました。
ただフロアタムのやや軽すぎな点が残念。
その点ではAKG K26Pの方が低音の土台がしっかりできていました。
しかし全体的に重さを感じ青空をイメージさせる曲がやや曇っていたため減点。
これがスラッシュメタルなどの重さが重要なRockだったら点数は逆転していたと思います。
Rock代表の明るく元気なAvril LavigneはSennheiser PX200の勝利となりました。

◇ホルスト「組曲「惑星」よりジュピター(木星)」
クラシック代表は平原綾香など何かと話題なHolstのJupiter。
主旋律の有名な弦楽器にかぶせるようなアクセントの金管楽器。
私の耳では数種類の楽器しか聞き分けできないほど多くの楽器からなる音の重なりがとても気持ちいい。
それぞれの楽器の質感と解像度に注目しました。
| 比較対象/ヘッドホン | Sennheiser PX200 | AKG K26P |
|---|---|---|
| 弦楽器 | 乾いた音で線の細い印象に | 艶やかな暖かみのある音 |
| 金管楽器 | 乾いた抜けのある音で目立つ | 篭っていて良さがない |
| 解像度 | 分離がよい | 個々の音が混じり定位が散漫 |
| 得点(10段階) | 7 | 3 |
Sennheiser PX200の解像度の高さが冴え渡りました。
ただし弦楽器のうそ臭い弱々しい音が好きになれませんでした。
金管楽器の明るい派手な音は非常に良いアクセントを出していました。
AKG K26Pはかなり低音よりで篭ってしまいます。
残念ながら多くの音が低音に埋もれてしまって解像度を語れる段階にはありませんでした。
ただ弦楽器は艶や暖かみがあって好きな音でした。
この後に鳴る木管楽器が良い音を出していて点数に入れたいぐらいでした。
クラシック代表のホルストは決定的な解像度でSennheiser PX200の勝利となりました。

◇The Chemical Brothers「Hey Boy Hey Girl」
Techno代表はデジタルロックの代名詞を持つケミカルブラザーズからの代表曲。
電子音やパーカッションなどを使ったリフで波状的に盛り上がってくる部分をピックアップ。
密閉的なオーディオ用語で言うところのライブ(残響の多い音(対義語=デッド))な音場やリズムの楽しさを重視しました。
| 比較対象/ヘッドホン | Sennheiser PX200 | AKG K26P |
|---|---|---|
| 電子音 | 乾いたデジタル風な音に | 篭ったアナログ風な音に |
| シンバル | 擦れて軽く嘘臭い音 | 程よい主張で |
| キック | 軽い硬い音で埋もれてしまう | 重く土台があり鈍い音 |
| 音場 | 野外的な抜けのある音 | 閉塞的で密集感がある音 |
| 得点(10段階) | 4 | 6 |
Sennheiser PX200はかなり軽い音作りの印象を与え、デッドであっさりしています。
古風な電子音を好むThe Chemical Brothersの音作りには少々あいませんでした。
ただ硬いパーカッションはまた違った楽しさを演出していてこれはこれで悪くないとも思いました。
AKG K26Pは篭ったライブな音作りが大ハマリ。包み込んでくるテンポの良い音に思わず身体が動いてしまいます。
キック(打ち込みバスドラム)が量感あり、鈍いため目立ちすぎないでよく調和しています。
また主旋律の電子音がスーファミのような古風な音になるのも楽しいです。
完全に私の望む音作りでAKG K26Pに個人的には8点ぐらい付けたいですが客観的には差はあまり無いと思います。
Techno代表は音質がマッチしたAKG K26Pの勝利となりました。
音楽性の結果です。
| 音楽性の比較対象/ヘッドホン | Sennheiser PX200 | AKG K26P |
|---|---|---|
| Avril Lavigne | 7 | 3 |
| ホルスト | 7 | 3 |
| The Chemical Brothers | 4 | 6 |
| 合計点(最高30点) | 18 | 12 |
音楽性は、Sennheiser PX200の勝利となりました。
Sennheiser PX200の良いところはどんなジャンルでも楽しく鳴らしてくれるところです。
やや硬く乾きすぎと感じるときもありますが、解像度が高いので楽しめてしまいます。
AKG K26Pはかなり低音よりなため大半の曲が篭って聴こえてしまいうまくありません。
ただしTechnoが良かったように低音が重要な曲はハマります。
特に会うのがHip Hopのような重低音を重要とするタイプの曲です。
ディストーションギターも迫力よく鳴らすためスラッシュメタルなども楽しく聴けます。
硬くオールジャンルのSennheiser PX200と柔らかく低音重視のAKG K26Pとかなりタイプの違うヘッドホンということが再確認できました。
性能の比較です。
| 性能の比較対象/ヘッドホン | Sennheiser PX200 | AKG K26P |
|---|---|---|
| 解像度 | 6 分離が良いが軽い | 4 低音に埋もれるが低くはない |
| 原音再現度 | 7 中音よりで音が軽い | 3 低音が強すぎて篭る |
| 遮音性 | 4 高くは無い | 6 高くは無いが低音が打ち消す |
| 装着感 | 7 側圧はゆるく頭も痛くない | 3 側圧が強く頭頂部が痛い髪が挟まる |
| 騒音内の楽しさ | 5 低音が消され綺麗な曲が向く | 5 バランスよくなりノリの良い曲が向く |
| 合計点(最高50点) | 29 | 21 |
性能は、Sennheiser PX200の勝利となりました。
やはり性能面では価格が一回り高いSennheiser PX200に分がありました。
原音再現度は、Sennheiser PX200も中音よりで低音の線の細さが気になるのですが、AKG K26Pの過剰な低音は原音とはかけ離れた音なため大減点でこの点差となりました。
装着感は、Sennheiser PX200に悪いところは無く、AKG K26Pは改造すると側圧のみは緩めることができますが他の痛みもあるため点差は縮まりません。
ただ最近のAKG K26Pは側圧が緩くヘッドバンドが固定できるとの情報もあり多少改善しているかもしれません。
◇ヘッドホン:AKG K26Pを手でグイとしてみる
遮音性は、AKG K26Pに分があり低音がノイズを打ち消し電車程度なら満足した遮音性を得られます。ただし地下鉄は厳しいです。
Sennheiser PX200は人の声をあまり遮音できず気になることがあります。また風が強い日には風を切る音が酷いことも書いておきます。
騒音内の楽しさは、Sennheiser PX200の低音が消され弱く不満を感じる曲も出ます、高音の綺麗な女性JPopなどの曲が楽しく聴けます。
AKG K26Pは、ノイズで低音が程よくマスクされ篭りが薄まりバランスよく感じるという良い変化があります。
私も含めた根強いファンが多い理由がここにあります。騒音内で性能を発揮してくれるポータブル特化型ヘッドホンなのです。
価格が一回り安いのに騒音内での音質は互角だと私は思っています。ただし好みによってかなりこの評価は変わるようです。
総合得点の結果発表です。
| 結果対象/ヘッドホン | Sennheiser PX200 | AKG K26P |
|---|---|---|
| 印象 | 解像度が高く中音よりでオールジャンル楽しめる | かなり低音よりで篭りHipHopが合い騒音内に強い |
| 音楽性 | 18 | 12 |
| 性能 | 29 | 21 |
| 総得点(最高80点) | 47 | 33 |
全体を通してSennheiser PX200の勝利となりました。
結果、価格分の差は十分にあると言える点差となりました。
音楽性では、どんなジャンルでも聴かせるSennheiser PX200に低音が重視の曲を好むAKG K26Pには勝ち目が無かったようです。
個性の差と片付けてしまってはいけません。Sennheiser PX200にもPopsなど得意なジャンルもありAKG K26Pの完敗と言えるでしょう。
◇ヘッドホン:SENNHEISER PX200 エージング後レビュー
性能では、装着感や原音再現性などAKG K26Pの欠点が目立った結果となりました。
ポータブルヘッドホンとしては騒音内の楽しさが同点ですので、やはりライバルと言えると思います。
なにより価格の低いAKG K26Pはそれだけで有利とも言えます。
もし屋内でも使うことを考えるのでしたらSennheiser PX200を私は迷わず進めます。
しかし屋外でのみ使う場合は音の好みで選ぶべきだと思います。
HipHopやTechno、宇多田ヒカルなどの打ち込みのJPop、重低音の多いRockなどが好みの場合はAKG K26Pの方が楽しめるかもしれません。
音楽を聴くとき、どんな楽器の音が好きで選んでいるのかよく考えて選択するといいと思います。
いっそのこと個性が全く違うので両方買っちゃってもいいかも?(・∀・)
読んでいてお気付きかもしれませんが、個人的に思い入れが強いのは最初に買ったヘッドホンなためAKG K26Pです。
採点は客観的にしたつもりですが、説明文では露骨にひいきしてしまっていますね。。。
どっちも好きで今は同じぐらいの頻度で使っているんですけど、それだけSennheiser PX200が強かったということでしょうか。
どちらも愛すべき素晴らしいポータブルヘッドホンです。
お勧めしやすいのはSennheisr PX200。安くて良い音を望むならAKG K26Pですね。
■関連記事
◇低価格イヤホン音質比較レビュー
◇ヘッドホン:AIWA HP-X122 改造と未改造の音質比較レビュー
◇ヘッドホンの選び方
◇カテゴリ:ヘッドホン,SENNHEISER PX200
◇カテゴリ:ヘッドホン,AKG K26P













![KOSS 折り畳み式 オープンエアー型【税込】 KSC75(KOSS) [KSC75KOSS]](http://image.rakuten.co.jp/wshop/data/ws-mall-img/jism/img64/img10494638119.jpeg)











K26Pで満足していた日々が懐かしいです。
今はポタプロがあるので^^
それでもK26Pは通学用として活躍中です!
流石に電車内でポタプロは使えませんので^^;
PX200は・・・今お金無いっす(汗)
それに今は耳が肥えてしまったので買うかは微妙です…。
僕もAvril Lavigneの「The Best Damn Thing」持ってます!
このアルバムは聴いてて元気が出てきますよねー!
マイナス思考の僕を無理矢理(?)プラス思考に変えてくれるので重宝しています^^
それでも僕は2ndアルバムの方が好みですけど^^;
3rdアルバムはケースバイケースですね。
やっぱりミュージックステーションはミキサーがド下手で見ててムカムカしてきます。
ギターの音が弱すぎでしたね。コーラスもしょぼいし。
ドラムは良かったですけど。
それにアヴリル自身も途中までやる気が感じられなかったのは気のせい…?ダンス手前から急に良くなって楽しかったです。ダンス自体は変ですよね…なんで踊るんだろ…orz
でやっとわかったのが、上のレビューのドラム。フロアタムじゃなくてバスドラムですね。どっちかわからなくてとても悩んでいたのですがTV見てたらバスドラでした。
CDだとドラムの音をサビで録音変えてますよね。Aメロの時のバスドラと音が違うのでどっちかわからなくって…。我ながら糞耳&ビート無知ダ…orz
>nonbiriさん
K26Pでも満足してあげてくださいヾ(TДT)ノシ
KOSS PortaProは楽しいくてハマってしまうのはわかりますがどっちも素晴らしいヘッドホンですよ〜
外ではポタプロ、中ではK26Pが楽しそうですね。
The Best Damn Thingはハイテンポな曲が多くてへいへいゆーゆー♪ですね!(ナンダソリャ
2ndのグルーミーが好みだと3rdはかなり期待違いで驚いたのではじゃないでしょうか。
私は1st好きでハイテンポな曲も好きなので最初のギャップ感だけ乗り越えたら、今はかなり良いアルバムに感じています。
今回のアヴリルは高い声のコーラスを多様したのも私は好きでした。
ただ自分でコーラスできないしライブは厳しそう。せっかく歌上手くなってきたのにまた下手と言われるのでは…
あとPVも好きになれません。てか髪型が嫌w
女性の一部には受けいいのかもしれませんが。。。
それとCM!毎回あのギャルっぽいナレーションは誤解を生むのでやめて欲しい!
私は1st人気出た時あのCMのせいで聴かずに馬鹿にしていました。
その後テレビでsk8ter boiのPV見て自分の誤解を恥じて以来のハマってます。
LinkinParkの新アルバムはシングル聴いた限り期待できそうにないので今春のヘビーローテーションはへいへいゆーゆー♪で決まりかも。へいへいゆーゆー♪
ポタプロは上手く誤魔化してくれるのですが…。
ちゃんとPHPA買わなくちゃ(滝汗)
初めて3rdを聴いた時の衝撃はやばかったです。
正直、はずれかと思いました。
それでも「Innocence」や「Keep Holding On」が好きだったのでついでに他の曲も何回も聴いてるうちに、アヴリルらしさかわかってきたりして買ってよかったと思いました。
今では3rdもお気に入りです^^
あのPVは僕もあまり好きではありません。
これは価値観の違いがあるので仕方が無いのでしょうね(ーー;)
僕も今春は、へいへいゆーゆー♪で決まりですね^^
へいへいゆーゆー♪
姉に無理を言って録画していたMステ&CMを見ました。
唖然ですね・・・。
CMもMステもfistoさんの言う通りです。
あのCMを見て誰が買おうと思うのでしょうか?
よくあのCMでOKを出したものだ(ーー;)
Mステは本当にやる気がなさそうでしたね。
ノリノリの曲なのに・・・。
思わず笑っちゃいました。
でも笑い事じゃないですよね。
これだとアヴリルの良さが伝わりません。
なんだか悲しいです(´;ω;`)
やっぱあのCMは無いですよね〜!あれ昔からなんですよ!
2ndのCMは見たことなかったですが1stはほぼあのまま変わらずですので2ndもああだったのでしょう。。。
初めてアヴリル見ての感想はちゃんとロックしてるし曲いいし可愛いし元気いいしでこりゃすごいと思いました。
あの衝撃は懐かしい。
アヴリルのMステは3回目とのことなので徐々にやる気がうせていたのかもしれませんね〜
アヴリルの良さはサマーソニックで十分伝わると思います。
見に行けたらいいけど今年もどうせいけないんだろうなぁ…orz 高いし…orz
さっそくPX200を注文してしまいました!
それにしても丁寧でわかりやすいレビューですね。
あと自作アンプの記事とかもかなり楽しく読ませてもらいました!
サイト全体からヘッドホンへの愛が感じられてとても好感をもちました!
すばらしいサイトですね。またちょくちょく見に来ます。
いやーヘッドホンも買うだけじゃなく改造とかもあるんですね〜このサイトみてたら楽しくてなかなか寝れなくなってしまった・・!
レスが大変遅れましてすみません。
嬉しい言葉をたくさんありがとうございます。
ヘッドホンの楽しさを伝えたいという思いをこめて記事を書いているので嬉しいです。
SENNHEISER PX200は人に薦めやすいヘッドホンです。好きになってくれていたら嬉しいです。
自作ヘッドホンアンプは自作する人がとても増えています。
結構ハードル高いと思うのですが凄いことですよね。よかったら挑戦してみてください。
やりがいありますよ。音質的には苦労分の金額を十分取り戻せるのがまた嬉しいのです。
新しいヘッドホンファンがたくさん増えるといいなと