
エージングの時間は、約70時間使用しました。
私にはエージングの変化が感じられなかったため、エージング後のみのレビューとなります。
ちなみにSHURES SCL4-Wのようにバランスドアーマチュア方式のドライバーのカナル型イヤホンは、その仕組みからエージングの効果が無いという人もいるようです。
エージングは主に振動板とその接着点をならすことにあると私は考えています。
バランスドアーマチュアドライバにも振動板があるので、効果が無いとは私は思いませんが、振動板が小さいためエージング効果が少ないのだとは思います。
◇エージングとは
(11/25追記)レビューの途中ですが報告!SHURE SCL4がサウンドハウスで激安になっています!
◇イヤホン:SHURE SCL4が激安!!
バランスドアーマチュアドライバについて少し調べてみました。
いかんせん電子工学に無知な素人が調べただけですので、もし間違っていたら訂正お願いします。
バランスドアーマチュア(バランスアーマチュア)とは、二組のコイル(電磁石)でアーマチュア(接極子)を挟み込み、+−の電流を流すことでアーマチュアを動かすことです。
その動きを利用して、アーマチュアに物理的にくっ付いている振動板を動かすのがバランスドアーマチュアドライバとなります。
バランスドとは、挟み込むようにあるコイルがアーマチュアを双方に引っ張り、バランスを保つためネーミングされたのだと思います。
コイルが一つのエンド、サイドなど呼ばれる方式もあるようです。
このバランスドアーマチュアの仕組みは、モーターやリレーなどの電子部品にも使われいます。
ちなみにダイナミック型とは、コイルの中心に磁石を置き、コイルに+−の電流を流すと磁石が振動するのを利用し、磁石に物理的にくっ付いている振動板を動かします。
話がそれました。レビューを始めたいと思います。
SHURE SCL4-Wの低音は、締りがあるのに緩い音も再現できる上質な音質です。
私に可聴可能な25Hz辺りから聴き取れ、周波数が上がると聴力と共に自然に増加します。
落ち込んだり膨れたりという山谷が無い自然な増加に感動します。
量感は若干強めです。
◇周波数とは

最も美しいのは、ファンクなどの跳ねるエレキベース。
Jamiroquai
ウッドベースは少しだけ乾いた音で鳴らします。ちゃんと下まで出ていて安心して聴ける原音らしい音を出します。
バスドラムは、硬い音作りだとゴンッ主張強くいい感じ。
それでいてHipHopなのど緩いバスドラムも、ボスッと緩く再現できるのに驚かされます。
普通は、硬いバスドラムを再現しようとすると全てのバスドラムが硬くなるし、緩い場合は緩くなります。
これは音作りではなく解像度でもってバスドラムを再現しているからできる技なのでしょう。凄い。
コントラバスは、音の伸びが綺麗です。
ただ耳の側で鳴っているのは否めず大編成の音圧を出すのはやや難しいようです。
しかし弦のゆるみ具合までわかるかのような微細な音までモニターでき、楽しみ方しだいだと思います。
全体的に、元気が良いのが得意で他も解像度高く楽しめる、パーフェクトな音質です。
SHURE SCL4-Wの中音は、再現性高い素直な音で、ウェットな音が得意です。
低音から引き続き自然なカーブで3000Hzまで増加します。
密閉型なのにコレだけフラットなのがバランスドアーマチュアドライバの凄い所でしょう。
量感は若干強めです。
◇密閉型(クローズドタイプ)ヘッドホンとは
ボーカルは、暗い表情の曲だととても良い印象になります。
性別(周波数帯域)に左右されるようなところはあまり感じず、曲調(長調、短調など)の方が影響を強く感じます。

ディストーションギターは、迫力があり良かったです。Museの疾走感がよく出せていました。
アコースティックギターは、フレットでブレる音と開放弦の音の違いがハッキリ聴き取れるぐらいクリアな音を出します。
John Butler Trio
ピアノは、やや暗い印象は受けるものの、伸びの部分の艶もちゃんと表現できています。
最後に硬いスネアドラム、コンガ、ジャンベなど、様々なパーカッションが楽しいのを特筆しておきます。Bob Malrey
全体的に、色付けのほぼ無い音で、無理やり特徴を探すとウェットな音質です。
SHURE SCL4-Wの高音は、華やかな、やはり素直な音です。
3000Hz以降、ごく小さい山谷はあるもののほぼフラットに維持します。
10kHzを境に聴力と共に減少していきます。
ここまで乱れが無いバランスドアーマチュアドライバの性能には本当に驚かされます。
量感は若干弱いです。
ハイハットは、こすれる振動の全ての粒を聴き取れるかのようです。アタック音(音の出だしの強い部分)が目立って華やかな印象になります。
クラッシュシンバルは、音は良いのに聴き取りにくいのは、低中音に埋もれているのだと思います。
ウィンドチャイムは、少し派手さはないもののガラスのような繊細な音を出します。女性JPopはコレだけで悶えられます。
バイオリンは、艶やかな濡れた感じの伸びやかな音を出します。
全体的に、アタック音が華やかで、リリース音(音の伸び)の部分は濡れたようなウェットな音です。
SHURE SCL4-Wの音場は、定位感がとてもあり、頭蓋骨と内耳の形にそって半球のように鳴ります。
カナル型イヤホン特有の、左右に狭い耳の側で鳴っている音場ですが、定位が良い為か上下前後に広く感じます。
そのため、音場に私は余り不満を感じません。
抜けは全くないものの、密閉型なのに篭った感じはほとんどなく、若干ウェットぐらいにしか感じないのは素晴らしいと思います。
解像度、定位の良さ、華やかな音質がそうさせるのでしょう。
大編成のクラシックも、開放型ヘッドホンのような迫力は得られないものの、モニターとしては十分以上に楽しめます。
Rock、HipHop、Jazzなどは、ライブハウスのような狭い雰囲気が逆に良さを引き出してくれます。
SHURE SCL4-Wの解像度は、高いの一言です。
一番物語っているのは、バスドラムの緩い音も硬い音もこなせる許容量でしょう。
またパーカッションが楽しいのは、全ての音がハッキリ分離してモニターできる解像度があるからです。
クラシックなど大編成でも一つ一つの楽器を聴き取れそうなほどで、バランスドアーマチュアドライバの解像度には本当に驚かされます。
あえて難癖つけるなら、若干低中音よりなため高音が少し埋もれる部分があることでしょうか。
SHURE SCL4-Wの装着感は、イヤパッドによってかなり異なります。
イエローフォーム・イヤパッド(黄スポ)は、慣れると装着時間は短く、装着感は良いです。
トリプルフランジ・イヤパッド(三段きのこ)は、奥まで入れることができず、装着時間はややかかり、装着感はやたら痛い。最悪です。
ソフト・フレックス・イヤパッド(灰色きのこ)は、装着時間は最短で、装着感も良いです。
ブラックフォーム・イヤッパッド(弾丸)は、装着時間は最もかかり、装着感は良いです。遮音性からこれを最も使ってます。
こちらもご覧ください。
◇イヤホン:SHURE SCL4 高解像度の写真集
SHUREなどの高級カナル型イヤホンの一部は装着方法が独特で、ケーブルが上にくるよう内耳に指し耳にケーブルを掛けます。
そして、そのまま後ろへ垂らしてもいいし、前に回してもいいです。
私は胸ポケットを使うため前に回しています。胸ポケットに入れておくとタッチノイズも少なくいい塩梅です。
歩くとケーブルから振動が伝わってきますが、ケーブルやプレーヤーの位置を調節すれば軽減されます。
慣れてくると上手にセッティングできるようになりますが、最初は面倒に感じました。
SHURE SCL4-Wの遮音性は、イヤパッドによって違いますがどれも非常に高いです。
イエローフォーム・イヤパッド(黄スポ)は、若干弱いですが十分以上です。
トリプルフランジ・イヤパッドは(三段きのこ)、とても高いのですが、私の場合、痛くて奥まで差し込めな時はかなり悪くなります。
ソフト・フレックス・イヤパッドは(灰色きのこ、この中では弱いですが十分です。私の耳だと左耳が中、右耳が大だと遮音性高く良いようです。
ブラックフォーム・イヤッパッドは(弾丸、とても高く、遮音性からこれを最も使ってます。
こちらもご覧ください。
◇イヤホン:SHURE SCL4 高解像度の写真集
地下鉄などの騒音下でもほとんどノイズが聴こえないほどの遮音性です。
ノイズを減らす大切さに改めて気づかされます。
移動中にも家と同じように音楽に没頭できるのは幸せなことです。
しかし、電車などではいいのですが、道路ではその遮音性が危険になります。
車の通る音、人の話し声などは一切聴こえません。
車は歩道を注意して歩けますが、むしろ歩道で自転車や人が後ろから近づいているのに気づかず迷惑をかけてしまうことがあります。
人通りが多いところでの使用は特に気をつけなければと思っています。
良かった音は、エレキベース、バスドラム、パーカッション、ディストーションギター、アコースティックギター、打ち込みパーカッション
悪かった音は、特に無し
良かった曲は、Jamiroquai、宇多田ヒカル、中島美嘉、Kanye West、Eminem、Akon、John Butler Trio、Bob Marley、Muse、Linkin Park、Foo Fighters、交響曲、協奏曲、Daft Punk
悪かった曲は、特に無し
SHURE SCL4-Wは、若干中低音よりのほぼフラットで、華やかな曲が得意で、高解像度、素直な音を出すモニター用途に向いたイヤホンです。
FunkやJPop、HipHopなどがノリよく楽しめます。打ち込みを多様する女性JPopは音場なども相まってハマります。
パーカッションが元気な曲も右へ左へと定位バッチリで心弾みます。
Rockもディストーションギターを主とした曲調だとより楽しめます。
クラシックも、雰囲気を楽しむより、楽器を一つ一つモニターする楽しくなります。
その他のジャンルも、問題なく楽しめます。
あえて悪い音をあげると、クラッシュシンバルでしょうか。なぜか少し埋もれてしまうのです。
解像度が申し分なく、モニターするには持ってこいです。
クラシックなどは残留ノイズが気になってしまうほどで、いい録音のCDが欲しくなるという人の話も頷けます。
音質もさることながら、最も買って良かったと思わせたのは遮音性です。
毎日電車で移動している私には、手放せない物となってしまいました。
プロ用製品ですのでモニターするためなのか、音質の個性というものを感じることは余りできませんでした。
しかし高い解像度が華やかな曲が楽しくさせたり、バスドラムの音の違いを正確に感じることができたり、これらを個性と取ることもできるでしょう。
初めて買った高級ヘッドホンSennheiser HD595は、その柔らかい個性的な音から不満を感じる時もあります。
しかしSHURE SCL4-Wは、何を聴いても不満がなく、とても満足することができるのです。
モニター用途であることが、欠点をなくし満足を引き出してくれたように感じます。
これは完璧なヘッドホンを手に入れたということなのでしょうか。
今の私にはそのように感じています。それほどSHURE SCL4-Wの欠点の無い魅力にハマっています。
しかし、何故か他のヘッドホンも恋しくなって使ってしまう私がいます。
満足は必ずしも完璧にはならず、終着駅にはならないのでしょう。改めてヘッドホンは奥深くて面白いと思いました。
最後に、長文読んでいただき本当にありがとうございました。
いつもにも増して長いまとまりのない文章になってしまいました…。精進します。。。
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SCL4、やはり素晴らしい性能なんですね!羨ましい〜(≧▼≦)
高級機種の解像度は本当に驚かされますよね。個人的にもクリアで解像度の高い音が好みですので、いつの日か私も…無理かなあ(苦)
とりあえず格安で手に入れたATH-EC700Tiを楽しんでいます。これもクリアで美しい音です!エージングが済む前はちと高音が痛かったですけど(;^_^A
>満足は完璧にはならず、終着駅にはならないのでしょう…
う〜ん、深い!深い名言ですね!ヘッドホン探求の旅は終わりませんね!
よーし、俺もSR-007を…破産するな(笑)
とりあえず、お疲れ様ですm(__)m
もし買ってしまたらまた自慢しに来ますね( ̄ー ̄)ニヤリッ
かなりプライベートが忙しい状況です。
頑張りますのでどうかよろしくお願いします。
>ともさん
いいっすよ〜。ハマりすぎてて最近、他の外出用ヘッドホンが週1づつぐらいしか出番がなくてちょっと可哀相になってきました。
でも、やっぱりお金じゃないなぁとも思います。
良い音って集中してないとわからないんですよね。
BGMとしてSennheiser MX400とか使うたびに楽で気持ちいいなぁと思ったり。
ケースで使い分けたり結局満足できるかどうかなんでしょうね。
>spinさん
ありがとうございます。レス遅れてごめんなさい。
>nonbriさん
買ったかな〜最近は人のブログも見に行けないほど忙しくってorz
やばいっす情報格差。またいつものペースに戻ったらすぐにブログ読みに行きますね〜